トリしらべぇ。

いろんなところにアンテナを張って、情報の風をキャッチします。

vol.85 「居るつら、レンタルさん、中動態、私はなにも悪くない」

どーもこんにちは。

 

備忘録的に読書記録載せときます。

東畑開人著『居るのはつらいよ ケアとセラピーの覚書』(医学書院)

東畑開人著『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』(誠信書房

レンタルなんもしない人著『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社

國分功一郎著『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)

小林エリコ著『わたしはなにも悪くない』(晶文社

 

twitterで流れてくるタイムラインをぼんやり眺めている時に『居るのはつらいよ』(以下略:イルツラ)の紹介を知ったのを皮切りに、以上の順で読み進めました。

 

「イルツラ」は沖縄の精神科デイケア臨床心理士として働くことになった筆者が日々を物語的に綴りつつ、「ケアとは何か」「セラピーとは何か」書いています。時折引用される社会学や哲学、心理学などの書籍から考えるヒントを紡ぎ出し、そこで起きていることを分かりやすく書いている本でした。またここで書かれていることは精神科のデイケアやそれ以外の福祉関係だけでなく、けっこういろんなところ、それこそ日常的に僕らが体験していることにも関係してくる「ただ、居る、だけ」にまつわることなので、読みながら自身の体験と照らし合わせることがしやすいです。

 

その後の著者の活動が気になって『野の医者は笑う』を読みました。ヒーラーやスピリチュアルといった「怪しい」世界に入っていきます。著者が次第に「ヒーリング中毒」になりながら次々と癒しの世界を体験する様子を著者自身が解説しながら、俯瞰的に癒しの世界が時代や文化、マーケティング的な発想などの影響を受けながら姿かたちを変えている様子を説明し、体験と知識をリンクさせています。独特のユーモアとテンションで語られるその内容にページをめくるのが止められない「続きが気になって仕方がない」気分にさせられます。

 

レンタルなんもしない人は、東畑さんと対談イベントをやったということを知って、どんなことやった人なんだろ?ということで読みました。淡々と書いてある利用者の利用に至る経緯や何もしない人の感想を読んでいると、いろんな事情や背景があるんだなーというのが分かります。また利用にあたっては何もしない人が依頼を引き受けるか判断するし、SNSを通しての活動なので「問題化」もあったりで、まとめサイトで出来事は分かるので、その辺も参照してみると良いかと思います。

 

國分さんの『中動態の世界』は、「イルツラ」同様、「シリーズ ケアをひらく」の中の1冊なのですが、哲学や言語学の話が出てきます。「中動態」がどのように「ケア」に関わってくるのかは「イルツラ」などの文中に出てくるし、他にも色んな読み物にも関連したものがあるでしょうから、参照してから読むのが良いかと思います。僕は「イルツラ」を読んだ後、そのまま分からないなりに読みました。なので内容云々というよりぼんやり感想になってしまいます。何となくジェットコースター的に進んだ感じでした。言語の歴史の中で繰り返し繰り返し、石の隙間を通って出てくる水のように、あるいは細胞間から染み出てくる浸出液のように「中動態」と呼ばれる概念が出てくるようでした。

 

なんで読んだんだろう?

「する/される(能動/受動)」や、「意志」といった言葉では表現しきれない何かを、語るための言葉を探すため?うーん気になる。

文法の記述を読んでいる時に、通っていた英語塾の先生が何度も何度も細かく細かく分解して説明していた講義の内容を思い出しながら読んでいました。分からなかったことがたくさんあるので、何度も読むことになりそうです。

中動態的文法で言うと「私はコーヒーが好きだ」が「私にコーヒーが好きということが(私に)生じる」とかですかね??何となくしっくりくるような気もします。

 

最後、小林エリコさんの「わたしはなにも悪くない」です。様々な苦労の末、自殺未遂をして精神病院の閉鎖病棟に入院した当事者が過去を振り返り、どのようにサバイブして来たのか、その時の様子を書いています。「社会の周辺に追いやられている人たちの現状は昔とあまりかわっていない」という言葉には社会に対して暗澹としてしまうが、それでも著者の「私はやっと人生の問いに答えることができた」という言葉には、その言葉が持つほのかな温かみを感じます。

 

今日はこの辺で。

vol.84 手網焙煎


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どーもこんにちは。

 

ここ最近は手網で焙煎しています。

 

おさらいも兼ねているんですが、これまで気付けていなかったことがあるんではないかなーと考えての手網です、はい。

 

使った豆はブラジル サントスNo.2-19。

 

プレミアムコーヒーと呼ばれており、ブラジルの輸出規格でNo.1は存在しないです。

 

豆を洗って、網に入れたら、あとはひたすらシャカシャカ振ります。

 

こうして書くと単純ですが、お好みの焙煎に至るまで、ネットや書籍や人に話を聞くといくつか工程に違いがあることが分かります。

 

水で洗うこともあれば、ぬるめのお湯で薄皮がはがれやすいようにすることもあります。今はぬるめのお湯を使っています。

 

火力もコンロや炭火、焚火でまちまちでしょう。僕は家庭用二口コンロの火の大きいを中火くらいでやってます。

 

網で焙煎するとなると当然チャフも飛ぶのでアルミホイールであらかじめコンロの周りを覆ったり、焙煎後に拭き取ったり。これも今はアルミホイールを使っていますが、多少は落ちるので拭きます。

 

火からの距離も焙煎中、変える、あるいは変わったりします。

僕はおおよそコンロから15cmくらいを目安にしています。ちょっと変化が早いかなと思えば火から気持ち遠ざけたり、中はそんなに変わってないかもと変えずにやったり。

 

ハゼの音を聞きながら焙煎の具合を見て、出すタイミングを計ります。

 

時間でいうと10分少々ですかね。中煎り~中深煎りくらいになります。

手網なので比較的ムラが少ないこともあれば、目で見て焙煎度が豆ごとに違うこともあります。

 

豆の変化や火の回り具合、ハゼの音、その日の室温、振り方、色んなことが少しずつ影響します。

 

焙煎している最中はあまり細かく考えずに、流れにまかせてます。

 

そうやっているうちに出来上がったものを冷まして、ドリップすると最終的にそれが一杯のコーヒーになります。

vol.83 香りの音 その3

どーもこんにちは。

 

前回試みに作った表を見ていて、どーも何か引っかかるなぁと考えていたのですが、ランニングしていたら「これだ!」というものが出てきたので書き残しておきます。

 

そもそも、香水の「香階」は「香りの要素」を言葉で表現したものを、音階に変換するという工程を経ています。

 

なので、国別じゃあちょっと分かりにくいのかもしれないですね。

Oh No だズラ!

 

ということで、コーヒーのフレーバーホイールを参考にしてみます。

 

先ず大別すると以下のようなものがあります。

 

甘味

ナッツ・ココア

香辛料

焼き

その他

野菜

酸味・発酵

フルーツ

 

これが円状で表示されたものなので花→甘味へと続いています。

この内、「その他」には(ゴム)(ソルティ)といったネガティブとされる表現があります。

「焼き」にも(焦げ臭)(タバコ)といった食品にそぐわない表現があります、「シリアル」などの(穀物)や(モルツ)などもあまり良い表現では使われていないような。

 

他にも「酸味・発酵」の中には(ワイン)(ウィスキー)といったポジティブとされる表現や、(発酵)や(熟しすぎ)といったネガティブとされる表現が混ざったものもあります。

 

「野菜」の項目も微妙で、(干し草のような)が香水なら良いのかもしれないんですが、コーヒーだとどうなんでしょうね…。生野菜(ハーブ、サラダ)もコーヒーとして良いのか。

 

段々雲行きが怪しくなってきましたね。

 

とはいえ、フレーバーホイールを眺めてみると(チョコレート)のとなりにいきなり(ローズ)が来る、なんていうことはないので、隣り合うものは似た傾向を持つんだなくらいは分かります。

 

なので、試しにポジティブだと分かりやすい表現を拾っていってそこからザックリと音符に当てはめていってみます。

 

色々と未知な領域なので、試しにローズをド(ドレミの歌のド)に置き換えてみました。なので、それより低い音から表すと…

 

レ……アニス

ミ……ナツメグ

ファ…シナモン

ソ……クローブ

ラ……ピーナッツ

シ……ヘーゼルナッツ

 

ド……アーモンド

レ……チョコレート

ミ……ダークチョコレート

ファ…シロップ

ソ……メープルシロップ

ラ……カラメリゼ

シ……カモミール

 

ド……ローズ

レ……ジャスミン

ミ……ブラックベリー

ファ…ラズベリー

ソ……ブルーベリー

ラ……ストロベリー

シ……レーズン

ド……プルーン

 

レ……ココナッツ

ミ……チェリー

ファ…ザクロ

ソ……パイナップル

ラ……グレープ

シ……アップル

ド……ピーチ

 

レ……ペアー

ミ……グレープフルーツ

ファ…オレンジ

ソ……レモン

ラ……ライム

 

シ……ワイン

ド……ウィスキー

 

と、ここまで書き進めてきて、ふと思うんです。

細かいなー…と。

 

もっと手前の段階じゃないと分かりにくい気がします。

 

ここで、思い切って分類をザックリ10種類にまとめた物を作ることにしました。

 

シ……スパイス

ド……ナッツ

レ……チョコ

ミ……ブラウンシュガー(ハニー)

ファ…バニラ

ソ……フローラル

ラ……ベリー

シ……アップル

ド……オレンジ

レ……ワイン/ウィスキー

 

これくらいなら、把握しやすくはなります。

あとは実際にどんな音がするのか、実際のコーヒーで表現されているものを調べ、比較して音を出していくんですが、その辺はまた今度にします。

 

今日はこの辺で。

 

 

vol.81 香りの音 その2

どーもこんにちは。

 

前回から引き続き、香りの音の話です。

 

考えてるうちに面白くなったので、コーヒーの香階、名付けて「珈階」を作ってみました。

 

ちなみに香水の香階は43種類くらいありますが、今回は実験的なものなので8種類しか作っていません。

 

ド……ブラジル

レ……グァテマラ

ミ……ニカラグア

ファ…エルサルバドル

ソ……コロンビア

ラ……コスタリカ

シ……キリマンジャロ

ド……エチオピア

 

妙に中南米に偏っていますが、僕の好みととりあえずの仮定で当てはめているのでご了承ください。インドネシアやインド、ケニアブルンジ、ハワイとか色々入れたかったんですけど、徐々に考えて増やしていきます。

 

というか国だけじゃなくて、品種の違いもあるんですが、それもまた今度にします。

難しいこと考えんと、先ずはできそうなものからとっとと作りました。

 

一応、細かいことを言うと、今回は全てウォッシュド、中煎りを想定してます。

あ、単純に炒り具合で音程を変えるのは良さそうですね、次回の参考にします。

さすが自分ナイス!

とまぁヘタな自画自賛は置いといて。

 

今回、個人的に特に入れたかったのは「ドミソ」の和音をブラジル・ニカラグア・コロンビアで表現したかったんですよね。単に僕の中では自分の好きなブレンドがこの組み合わせだったんで。

 

ナチュラルは確かに香りも変わったモノが多いのですが、個性が強い分、ブレンドにすると配合率が難しかったので、モノに寄りますが、たぶんこの表より音程高めになる気がする…とかとか。

 

皆さんも自分の好きなものを好きな音に当てはめてみて遊んでください。

パズルみたいで楽しいですよー。

 

それでは今日はこの辺で。

vol.80 香りの音

 

どーもこんにちは。

 

書きたいネタはあったけれどウダウダやってるうちにすっかり春眠暁を覚えず。

今日は本の紹介です。

 

『調香師の手帖(ノート)』 中村祥二 著 朝日文庫

 

この本は香水を作る「調香師」の人が書いた本です。

 

 

コーヒーにも香りがあり、「フレーバーホイール」などで香りの種類を分かりやすくイケてる感じの表にしてたりするんですが、香水の世界ではオシャンな感じで「ノート」という音楽用語を元にした「香調」というものがあるそうです。

 

シトラス・ノート」、「スパイシー・ノート」、「アニマル・ノート」、「フローラル・ノート」などなど、いろんな「香調」があるそうで、コーヒーでも似たキーワードがいくつかあります。

 

さらに作中では「香階」なるものも出てきます。

”十九世紀後半のイギリスの香料研究者として有名なS・ピースが考案した香階がある。彼は一八五五年、自分の経験と研究から、四十六種の天然香料を、自然音階にならって音階のように並べ、著書『香りと芸術』に発表した。”と書かれています。

 

著者の中村さんが、一オクターブ違う香料を、”どのような割合で混ぜ合わせてもよく調和”したり、「和音」の組み合わせでも”香気の調和がとれている”と書かれているあたり、香階はただの雰囲気オシャンではないようです。

 

あまりのエクセレント&エレガントなアイデアに思わず、「オシャンってこういうことやぞ」と言われている気がします。

 

 

さて、この本ではいくつも興味深い話が出てくるのですが、個人的に読んでいて一番グッときたのは、とある「高名なパフューマ―」が”ある種の合成ムスク、ベンゾピラン系の合成ムスクのにおいを、特異的に感じなかった”、というエピソードです。

 

本によると”ムスクといえば、香料の専門家にとっては欠かせないにおい”だそうで、そのにおいを感じることができないにも関わらず、その方の創る香水には入っていたようです。しかも”常に、高級ラインの売り上げの上位にランクされていた”と書かれています。

 

さらに、著者である中村さんはこう書き記しています。

 

”私にはいまだにその謎が解けない。嗅覚だけにとどまらない、何か特別の知覚の才能があったのだろうか。それとも人間には、自分の肉体的欠陥を自覚した上で、その欠陥に注意しつつ創造活動に励めば、欠陥がない人以上にその欠陥を克服できるという素晴らしい能力があるということだろうか。色、味、においに対して多少の欠陥があっても、くよくよする必要はない、とこの文章の初めにも書いた通りなのである。”

 

この本の中で一番印象的な文章です。

そんな感じで香りの世界が気になる方にはぜひ読んでみて欲しい1冊です。

 

 

これを読みながら僕は、「コーヒーもドレミの音階で『ドはブラジル』とかやったら楽しいんじゃないかなー」と妄想まではしてみましたが、残念ながら音楽の素養はなかったです。

 

オシャンへの道のりは長い。

 

 

今日はこの辺で。

vol.79 近藤さんが台湾へ行くきっかけをお伺いしてきました。

こんにちは。

 

今回は焙煎した豆をブレンドする、ということをやってきました。

 

ブレンドは以前にもチャレンジしているのですが、その時にできなかったこととして、「ブラジルの中炒り」をブレンドに入れたかったのです。

 

僕の中のイメージでは、例えば「ハウスブレンド」のような、自分の中での基準になるようなものができたらいいなと思っています。

 

「いつか珈琲屋」さんでは、 この日は近藤さんがいらっしゃいました。

 

僕(以下:―)「先ずはブラジルからやろうと思います」

 

 近藤さん(以下:近)「分かりました」

 

量は200g、目指すは中煎り、プロファイルの準備もできました。

 

焙煎をしながら豆の匂いや色の変わり具合を見るのはいつもワクワクします。

今回は中煎りの中でも色が気持ち明るめで出してみたいと考えています。

 

一回目の豆がハゼる時が過ぎて、豆を出す時間が近づいてきます。色と香り、ハゼの音を聞きながら、自分でタイミングを決めていきます。

 

ここかな、というタイミングで出すと、色合いは出したかったものです。焙煎が進行し過ぎてフルシティまで進むこともあったのですが、回を重ねるごとにそうしたミスも無くなってきました。

 

味や風味はどうなっているのか気になりますが、まだ他の豆もあるので確認は後です。

 

 

今回、近藤さんに生豆を用意してもらっている間、どんな経緯で台湾に行ったのかが気になっていたので、この機会に聞いてみました。

 

―「いつから台湾に行きたかったんですか?」

 

近「もともと行きたいっていうのはあったんですけど、世界大会が終わって行くことになりました」

 

―「台湾という具体的な場所に決めたのはなぜですか?」

 

近「ワーキングホリデーなどの条件がマッチしたというのはあるんですけど、一番はJCRC(日本の焙煎大会)の数ヵ月後に台湾で焙煎の大会があって、そこに出た時に、台湾に行って勉強したいという想いが芽生えましたね」

 

―「きっかけになる出会いがあったんですか?」

 

近「台湾ではリンさんという方にお世話になりました。以前から親交のあった方で、私が出た世界大会に視察に来られていました。その場でワーキングホリデーの話をして、ワーキングホリデーの期間中、リンさんの会社にお世話になることを快諾してくださいました」 

 

―「その場で決まったんですか?早いですね」

 

近「リンさんとの出会いも最初は偶然だったんです。ちょうど私が日本大会の予選を突破してファイナルに行く前、行きたかったコーヒーのお店でリンさんと初めてお会いしました」

 

 

この話を聞きながら、僕は近藤さんとの初対面でのハキハキした印象を思い出していました。

 

近藤さん自身が行動しながら、いろんな出来事や出会いを重ねる中で、想いを抱き機会に繋げて、そこからさらに進んでいく。近藤さんと初対面でお会いした時に感じた爽やかな気迫を改めて感じるエピソードでした。

 

 

今日はこの辺で。

vol.78 とあるコーヒー

こんにちは。

 

今日はひとつのコーヒーについてごく個人的なお話をしようと思います。なので、オチはありませんし、「抜けた先」もないです。あえて言うならこの先は「分かりません」というお話です。

 

今回の内容は今までにも話したことのあるものでもあります。

 

今までいくつかコーヒーに関すること、知識だったり焙煎だったり、の活動を続けてきたのですが、その中でも割合大きな関心ごととして、僕がかつて教わったドリップを再現する、ということがありました。

 

というのも、僕は絵にかいたような不器用さでして、かつせっかちなことも災いして落ち着いて、キチンと教わったことを教わった通りにする、ということが中々難しかったのです。

 

なので、せっかく自分が感じる範囲で、「とってもおいしくてそれまで飲んだことのないような素敵なコーヒー」だったものを、なかなかキチンと習得することができませんでした。

 

焙煎までやるようになって何をいまさら、ということでもあるのですが、少なくとも僕にとってはそうしたある種のアンバランス感がものすごく引っ掛かっていたのです。

 

そうした「至らなさ」を抱えながら、何かをするのはやっぱりちょっとしんどかったです。反面、それが自分が動く原動力になっていたことを思うと、それはそれでかけがえのなさがありました。

 

で、二週間くらい前に、「できるかな」と、ふと思い立って抽出をしてみたら、実にあっけなくできてしまったんです。

 

『お茶のようにすっと飲めて、コーヒー特有の風味が存分に鼻を抜けて余韻を残す、どこまでも上品なあの懐かしくて新しくて優しい味』

 

森さんから教わったコーヒーの抽出を、僕なりに表現するとこういう言葉になります。

 

きっと他の人ならもっと早く、見たものを見たままに再現できると思いますし、それだけシンプルなもののように思います。

 

それほどまでに簡単なものを、僕は長い長い間、できないできないと言って悩んでいました。実に間の抜けた話ですね。

 

ただ、それだけシンプルなことであれば、もっと自由なものでもあるはずで、時代によって変化し続けるもので、そこがコーヒーを好きになる人を魅了してやまないものになっているのかなとも思います。少なくとも僕にとっては。

 

なので、これからも折に触れてコーヒーには関わっていきたいですし、活動は続けていきます。それが何なのかはまさに「これから」ですし、僕はそれを見てみたいです。

 

と、まとまりは特にないですが、こういうお話でした。

 

今日はこの辺で。