トリしらべぇ。

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vol.92 コーヒーとケアのためのメモ その4

前回はコーヒーとケアの「ケア」について書いてみた。

 

今回は僕の想像の話。

 

ケアというと傷ついていることが前提になっているけれど、そもそも僕の心は大小様々な形の穴が開いている。

 

ケアそのものは傷を塞ぐ役割をしつつも、同時にその過程で穴を通じて人と人、人と物は交流することもできる。「重なる」と言ってもいい。

 

そうすることで、穴以外が変わる。

 

それはとても小さなものかもしれない。

 

変わった先でまた、穴を通して交流していく。

 

そうして僕は新たな自分を見つけていくし、他の人にもそれまでと違った面を見ていくことができる。

 

同じように接していても、らせんを描くように変わる。

 

コーヒーを飲むことを通してホッとすることはそうした変化につながる。

 

安易な癒しを急がず、ふと飲んだコーヒーが日常の小さな変化になる。

 

コーヒーとケアはそんな風に小さくて見えないけれど確かにそこにあるものだと思う。