トリしらべぇ。

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vol.65 コーヒーの本を、ちょっとだけ

こんにちは。

 

今日はコーヒーに関する本を、ほんのちょっとだけご紹介します。

 

1、『コーヒーの科学』

発行:講談社、著者:旦部幸博

理系×コーヒーといえばこの一冊。植物としてのコーヒー、「おいしさ」の仕組み、焙煎の仕組み、ドリップの仕組み、コーヒーの成分などなど、コーヒーを科学的な視点から観ています。理系の単語も出てきますが、ひとつずつテーマで区切られているので丁寧に読めます。

 

2、『コーヒーは楽しい』

発行:株式会社パイ インターナショナル、著者:セバスチャン・ラシヌ―、チュング‐レング トラン、訳:河 清美

絵で読むコーヒー教本と書かれた本書はフランス人の著者達による一冊を和訳したものです。オシャレでシンプルなイラストや図で、直観的にイメージを掴みやすく、またコーヒーにまつわるエトセトラや、淹れ方、焙煎方法、栽培など多岐に渡って書かれています。

 

3、『珈琲の世界史』

発行:講談社、著者:旦部幸博

1の著者が、国内外のコーヒーの歴史について縦横に書いたものです。コーヒーにまつわる伝説から2000年代のコーヒー事情まで書かれており、「物語」としても分かりやすく面白く読んでいます。新書なので手に取りやすいです。個人的には「サードウェーブ」という言葉の変遷に関する記述は興味深く読みました。

 

4、『珈琲時間』

発行:講談社、著者:豊田徹也

上の3つと毛色が変わってマンガです。『ゴーグル』や『アンダーカレント』を描いた作者さんがオムニバス形式で描いています。群像チックなキャラクターが時にユーモラスに時にセンチメンタルに、映画的な画面構成の中に、コーヒーが舞台の道具として登場しているので、雰囲気を味わうにはうってつけ。作者の情報がほとんど無くて、そっちの方も気になります。風来坊なんですかね。

 

コーヒーの本自体は色々ありますが、僕が繰り返し読んで手に馴染んだ覚えのあるもの

、という括りで挙げてみました。「情報」も「おいしさ」につながる要素、という言葉を目にして、なるほどと思う今日この頃。

 

読んでも「おいしい」コーヒー、いかがっすかー。

 

短いですけど今日はこの辺で。

※8/29追記:発行元と著者を書いた方が良いということで、加筆修正しました。