トリしらべぇ。

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vol.33 漢(おとこ)の!

コーヒー豆にも色々な焙煎やドリップに”系統”というものがある。「コーノ」といえばいくつかのお店はあるけれど、僕の中では「cafe reels」が真っ先に思いつく。

豊島区雑司ヶ谷 副都心線 鬼子母神前近くにあり、「西洋釣具珈琲店」と書いてある通り、リールもディスプレイしてある。そのおかげか、店内はちょっとアウトドアな雰囲気がある。

サイフォンで提供するのがスタンダードなようだが、機会があればネルでのハンドドリップも飲ませていただけるようで、僕は未経験の楽しみとしてとっている。

ケーキなどのスイーツは奥さんが作っているようで、マスターのパワフルな雰囲気のするコーヒーに上品でオシャレなスイーツの組み合わせが良い。聞くところによると奥さんはル・コルドンブルーを卒業したらしい。ぜひ一度食べていただきたい。

さて、こちらのマスター、ガタイも良く、迫力のあるせいか、なんというか男が憧れる「趣味だねぇ」というキーワードがどことなくしっくりくる。釣り具はもちろんのこと、車やバイク、ミリタリー物にも造詣が深いようで、常連さんらしき方との会話の端々からそんな風なことを感じていたのだ。

「あの車は~~で~で」などという話を聞いてしまうと、ついムズムズしてくるが、その道はより深淵なるものの道であることを経験上良く知っているので、カップを持つ手にグッと力を入れてしまった。

門前の徒にはしかるべき作法というものがあるものだが、あえてそこを外して試しにウッカリ「リボルバーは弾詰まりがないのが良いんだよね(ドヤァ)」とか中二よろしく言ってみると良い、きっと十字砲火の洗礼(いわゆる愛の鞭)を浴びるだろう、そして行きつく先は「フルメタルジャケット」のごとき男の世界、かもしれない。