トリしらべぇ。

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vol.6 コーヒーが美味しくなりました

こんにちは

 

 11月に引き続きカフェイベントを開催することとなりました。

 引き続き御役目をいただいたので、これを機に今一度、自分のドリップの技術的な部分をキチンと見直して臨もうと考えました。

 そこで始まる二日ほど前から豆と道具を用意し、ドリップに関するあらゆる情報を一気にかき集め、ガッツリ実験開始しました。大量のコーヒーを試飲したお陰で、開催初日は胃腸が荒れ、舌に口内炎?ができていました。

 

 結果、見事コーヒーが美味しくなりました。

 具体的に言うと、フルーツ系、ロースト系、スパイス系と呼ばれる、酸味と苦味が生み出す微妙な香味やコクが引き出せるようになり、味に立体感が出ました。

 

 実験の感想から言うと、「なんで今までこれがうまく出せなかったんだろう?」というほどあっけないもので、長年掛かった成果が一瞬で出た感想は「疲れた」でした(笑)。

 

 それほどのあまりのあっけなさに一瞬、お空を仰いで「わぁい、お空がきれい」みたいな、夢想の意識になってしまいました。もしくは国破れて山河あり、みたいな茫漠とした景色が一瞬見えてしまいました。

 

 ドリップに限って言えば特殊で技術的なものというより、化学的にいうならコーヒー溶液をどれだけの濃度で、いかに抽出するかであり、雑味を落とさないこと、粉をキチンとお湯に浸しできるだけ暴れないようにすること、などなど、気をつけるべき点に気をつければ、そこから先の淹れ方は自由で、基本的な考え方はそれほど難しいものではないのだと確認することができました。

 

 また、だからこそ、一見するといろいろな淹れ方があって面白いところでもあります。

僕の場合、単に勘所が悪かっただけです。。。

 

 というわけで今のところの所見としては、コーヒーのドリップに限っていえば「下限はあっても上限は無い」というのが僕の結論です。

 

 とはいえ、カフェ時代の店長の「自分で考えろ」ということは、つまりこういうことなんだなと実感する機会となりました。結局人から言われてそのまま覚えたことなんかより、それを聞いて、自分で調べたり試したり、トライ&エラーを繰り返しながら自分なりの感覚を掴んで、出来るようになっていく。これしかないんだなと思い知らされました、少なくとも自分はそういうタイプです。

 

 

 というわけで、プライス的にはお得にお出ししているコーヒーですが、その価値はきっちりお値段以上です。

ぜひ一度飲んで確かめていただきたいと思います。

 

おや、お客様が見えられたようなので今日はこの辺で。