トリしらべぇ。

いろんなところにアンテナを張って、情報の風をキャッチします。

vol.74 SCAJ2018に行ってきたよ(その2)

こんにちは。

 

前回の続きです。

 

さて、会場に着いて間もなく「利きコーヒー選手権」を観たので、他のブースをほとんど観れていなかった僕は、ここで加藤さんと近藤さんとお別れし、再びブースを周ることにしました。THE・単独行動スキル。

 

とっても目ぼしいブースを事前に調べていたわけではないので、一通り歩くことにしました。

 

アウトドア系のブランドを見つけて、野立てができる携帯式ドリッパー&カップ&手挽きのミルを発見、すごい欲すぃ…けど買えませんでした(笑)。

 

幸い店舗はいくつかあるとのことだったので、カタログだけもらいました。

 

さらに進むと、焙煎機が目に入りました。今年から排気の煙突を会場の外に伸ばすことができるようになったので、なんと焙煎の実演ができるとのこと。

 

大きくて黒いプロバットなどが厳つい雰囲気を出しております。

 

その脇に、緑色のポップなカラーの焙煎機がありました。「バッハ」さんの焙煎機(2.5kg)でした。色合いを見て何かに似てるなーと思って、しばらく、ピンと来ました。

 

(こ、これは…機関車トー○スのヘ○リーみたい!!)

ヘ○リー気になる方はググってください。

 

この焙煎機、見た目はフジローヤルと比べると高さがあるのが特徴的。そしてのぞき窓のところに豆が溜まりにくいようで、見ると豆が良く回っておりました。

 

総務の方が説明してくれているのをフンフンと聴きながら、ふと排気調整ボタンがあるのを発見。気になったので質問すると、総務の方は分からなかったようで、バッハの中川さんが丁度来たのでお話をお伺いしました。

 

簡単に説明すると、排気の仕組みとしてダンパーという部分を手動で調整するのではなく、タッチパネルで予め入力した数値通りに排気の風をコントロールする仕組みだそうです。自動化が進んでますねー。

 

そして実演の豆をいただこうと思ったのですが…何やら撮影をしているカメラがやって来て、そこにおねーさんが来て素敵笑顔を振りまき始めました。総務の方曰く「ユーチ○ーブに動画を上げるそうです」とのことで、撮影の邪魔にならないようにカメラの後ろに回っている内に、豆が無くなってました(笑)悲しい性。

 

次の焙煎でめげずにゲットして、ほくほく顔で次に行きましたけどね…ユーチ○ーブの人達、めっちゃ撮影早かった。

 

そして「MINIMAL」さんのホットチョコレートを試飲し、メタルドリッパーの「KINTO」さんを横目で見つつ、「カリタ」さんのブースでカッコよく実演しているスタッフさんを見ていると、その近くに「バッハ」さんのブースがありました。

 

話題のTwin Bird社とのコラボ商品である最新の自動コーヒードリッパーを飲んでいると、「カフェ・バッハ」の田口さんがいました。

 

初めて見ました。僕より少し背が高く、日焼けした顔で、企業やファンの方とお話していました。

 

バッハさんのコーヒーを試飲しつつスタッフさんのキビキビとした動きを観察していると、脇に本が売られているのを見つけました。その中で、「コーヒーの科学」などでおなじみの旦部さんとの共著があって、図解入りで分かりやすかったので買いました。

 

さらに奥に食べ物本をたくさん出している「旭屋出版」さんのブースがあり、ラテ・アートの本があったのでゲットしてきました。最近のラテ・アートはカラフルなものや立体的な形のものまであるのでビックリです。

 

そこから一度バッハさんのとこに戻って出口方面に進むと、角にエチオピアのブースがあって、伝統衣装に身を包んだ女性が、やかんにコーヒーの粉を入れてお湯で煮出して淹れているのを見ていると、見たことのある顔があるではありませんか。

 

きつねにつままれたような気分でポカンとしているうちに、離れていくところを、追いかけて声をかけてみました。

 

僕:「大谷先生の軍事史の授業を受けていた方ですよね!?」

 

相手:「あ、そうですけど…???」

 

大学時代の同期でした(笑)

向こうは社会学、僕は歴史学専攻で、人文系は同じ講義を取れたので出会ったのでした。さして繋がりはなかったものの、顔はけっこう覚えているので声をかけたのでした。

何やらテレビ関係の仕事をした後、今はエチオピア関係の仕事をしているそうです。

 

相手:「エチオピアブースの人がじっとしてるの飽きたって言うから、大使館の人と三人で見て回ってるんだ、俺いなくても彼らは楽しくやってるけどね(笑)」

 

そういって、彼は爽やかな笑顔でエチオピアの人と去って行きました。

不思議なこともあるものです。

 

そして、エスプレッソマシンやデカフェのブースを周って、そろそろ帰ろうかという時に、今度は「さかい珈琲」のさかいさん夫婦とバッタリ。

 

「今度プロバット(焙煎機の名前)入れたからまた来てよ」といってニカッと笑って言ってスタスタと去って行きました。半年ぶりに会うのに「覇気」が出ていました。

 

そして、メインのイベントブースではバリスタの準決勝をやっている最中でした。競技参加者の実演、観覧者の熱い視線、それらを囲うように行き交う人々の流れ、全てが魅力的です。

 

結果が出て、拍手が鳴り響き、この日のイベント終了の時を知らせてくれました。

 

出てみると会場の外は雨でしたが、たくさんの人、たくさんのコーヒーに会えたおかげで、嬉しい一日となりました。

 

アスファルトに降る雨粒みたいに、何度も何度も頭を打っていました。

 

長くなりましたが今日はこの辺で。