vol.71 焙煎トライアル その2
こんにちは。
今回は2回目の焙煎トライアルです。
今回の豆はこちら
グァテマラ・タシ―タ・ウォッシュド
順にシティとミディアムです。
青山さん(以下:青)に加えて、今週は台湾から近藤さん(以下:近)も帰ってきたいつかさん、いつもの営業に加えてイベントの準備などで動いております。
挨拶もそこそこに、いそいそと焙煎を始めました。
大まかな流れはいつも通り、焙煎機に火を入れ、やるべきプロファイルを確認します。
ミディアムからやった方が良いかな、と考えてエチオピアから始めました。
前回のエチオピアはウォッシュドのため、レモングラスのようなフレーバーをイメージしつつ、より風味が出るかな?と考えて前回はやや浅めに焙煎しました。
今回はナチュラル、風味も特徴的でまた違ったものになります。きちんとミディアムで仕上げることを意識しました。
流れは同じでも、毎度独特な緊張感があります。
ですが、今回は少しずつ余裕も出てきたのでキチンと時間や温度など追えています。
前回からの数字も付き合わせて、豆の様子も確認できたので、適切な時間で豆を出すことができました。
この調子でグァテマラも適切に焙煎できますように。
すぐに次の準備に取り掛かります。
豆を投入し、温度も時間も見れています。前回のコロンビアと同じ推移で進んでいます。
あとは温度と時間で追えばジャストなタイミングで出せるはず!
ところが、そうは問屋が降ろしてくれません。
そろそろ、そろそろかな??とマゴマゴしている内に、あっという間に2ハゼのピークに突入してしまい、フルシティになってしまいました…。
僕:「んん??」
取り出した豆を確認していると、青山さんがアドバイスをしてくれました。前回から出すタイミングもこちらでやってみる、としていたので今まで様子だけ見ていてくれたのです。
青:「温度や時間はあくまでその時の焙煎がどのようなものだったのかを示す参考、データですから、キチンと豆の様子を確認しないと…。ハゼは豆が持っている成分の化学変化が進んでいるのを示す大事なポイントですからね」
そう、計器の数字はあくまで参考値、肝心なのは今目の前の豆が実際にどのように変化をしているのかを的確に捉えること。
凹みます、が、クヨクヨしている場合ではありません。
再度仕切り直し、今度は今か今かと焦る気持ちをグッとこらえつつ、豆の色、音に注意深く意識を向けます。
そして、豆を出しました。
出てきた豆は優しいハゼの音を少しさせながら、良い色合い、シティです。
エチオピアは量に少し余裕があったので青山さんや近藤さんにも飲んでもらいました。
僕:「ナチュラルは独特ですね、赤ワイン?のような」
青:「赤ワインというか、ベリー系の風味がしますね」
近:「爽やかな酸味もあって軽やかで良いですね、僕はこれくらいが好きです」
僕:「ありがとうございます」
ということで、今回はグァテマラのフルシティは自分用、この日の焙煎は終了しました。
印象的だったのは、みなさんテキパキと仕事をしながら、僕の様子も見たり、それに判断が早かったことです。あ、なんか既視感が…。
今日はこの辺で。