トリしらべぇ。

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vol.51 熊野・高野山巡り(その2 速玉大社エリア)

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速玉大社、広くはないけど綺麗

こんにちは。

 

夜行バスに乗って約9時間、午前7時くらいに新宮駅近くのバス停に着きました。

着くとすぐ近くでトンビがピーヒョロロローと鳴いていました。すぐ近くが海と山なので、良い風が吹くのでしょう。

 

当日の天気は雨が降ったり止んだりの不思議なものでした。

 

予定では午前中で新宮駅周辺(速玉大社・神倉神社)を、午後には那智大社周辺を回るはずだったのですが、何しろ行ったことのない場所だったので、案の定いろんな所を見ているうちに時間が押してしまいました。

 

先ず行ったのは、徐福公園、昔の中国、秦から海を渡って日本に来て、そのまま日本で亡くなった人のお墓のあるところです。新宮駅からすぐ近くでバス停を降りて一番に目に付きます。お参りしてすぐ見終わりました。

 

次に浮島植物園に行ったのですが、時間前だったので開いておらず。

 

1kmちょっと先の蓬莱山という史跡と近くの阿須賀神社(あすか神社)に行ってみました。蓬莱山は標高48mという小さな山ですが、弥生~古墳時代の祭祀遺物も出土している、古くから信仰対象の場所だったようで、蓬莱山自体は今も禁足地になっています。うっそうとした森のようになっており、ちょっとゾクッとする「なんかいそう」な外観でした。ここの神社で初めて御朱印を書いてもらいました。これを集める人がいるようですね、今回、せっかくなので集めてみようと思います。

 

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蓬莱山、生い茂った木々を見ているとザワザワする

そのまま徒歩で速玉大社に向かうついでに、途中で丹鶴城公園(新宮城跡)というところがあったので、寄ってみました。城は無く、石垣のみを残しているのですが、登るとすぐ下に流れる熊野川が見えます。昔は船着き場があって、備長炭などの物資を集積して、江戸などへ出荷していた輸送拠点になっていたようです。

 

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新宮城跡の上から見える熊野川

さて、ようやく速玉大社に着いた時点では午前9時30分、この時点ではまだ余裕です。

境内には梛(なぎ)の木があったりします。宝物殿は見ず、お参りして御朱印を書いてもらったりしても30分程度で回れます。境内の奥の方ではぶっといブロッコリーみたいな木がたくさんあります。

 

出たところで朝ご飯を食べてなかったので、柿の葉ずしを売っているお店があったので、入って買ってそのまま中で食べました。5個入りでサバと鮭のミックスです。

この時点で10時20分。

 

そこから今度は神倉神社を目指します。途中でお寺があるので見て回ったのですが、けっこうな数あります…。

 

そして、11時ようやく神倉神社のふもとに着きました。

ここは急な坂の石段が500段近くあるので、入り口で杖を借りて登りました。軍手も付けて、雨で石段が濡れているので慎重に、足場を見ながら登ります。

住民のおじさんが「こんな日は地元の人はあぶのうて登らんよ」と言っていました。

確かに危ないです。

 

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急な石段と雨のコンボはコワい

20分ほどして頂上に着いて、お参りしました。大きな石がご神体。何かの拍子でこれが落ちたら大変だ。頂上からは新宮の街が一望できます。

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御神体の大岩、ここまで来るのが大変でした。

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新宮の街を広く一望できます。

帰りもけっこう怖いです。一歩ずつ足場を確かめながら、必要な場所では手を着いて降りました。

 

降り着いたのが11時50分くらい。まだ時間はあります。

ネットで調べてみると、新宮から少し離れてしまうのですが、中上健次のお墓があることに気付いてしまいました。

「中上さんは新宮の出身なんだ」

僕自身、ちょっとだけ工事現場で仕事をした時、丁度中上さんのことを知っていたので、何の気なしにお参りしようと思ったのです。中上さんは空港の工事をしながら小説を書いた人、くらいなイメージです。

しかし、これがまたけっこうな時間のロスに繋がってしまいました…。

 

長くなりそうなので今日はこの辺で。