トリしらべぇ。

いろんなところにアンテナを張って、情報の風をキャッチします。

vol.79 近藤さんが台湾へ行くきっかけをお伺いしてきました。

こんにちは。

 

今回は焙煎した豆をブレンドする、ということをやってきました。

 

ブレンドは以前にもチャレンジしているのですが、その時にできなかったこととして、「ブラジルの中炒り」をブレンドに入れたかったのです。

 

僕の中のイメージでは、例えば「ハウスブレンド」のような、自分の中での基準になるようなものができたらいいなと思っています。

 

「いつか珈琲屋」さんでは、 この日は近藤さんがいらっしゃいました。

 

僕(以下:―)「先ずはブラジルからやろうと思います」

 

 近藤さん(以下:近)「分かりました」

 

量は200g、目指すは中煎り、プロファイルの準備もできました。

 

焙煎をしながら豆の匂いや色の変わり具合を見るのはいつもワクワクします。

今回は中煎りの中でも色が気持ち明るめで出してみたいと考えています。

 

一回目の豆がハゼる時が過ぎて、豆を出す時間が近づいてきます。色と香り、ハゼの音を聞きながら、自分でタイミングを決めていきます。

 

ここかな、というタイミングで出すと、色合いは出したかったものです。焙煎が進行し過ぎてフルシティまで進むこともあったのですが、回を重ねるごとにそうしたミスも無くなってきました。

 

味や風味はどうなっているのか気になりますが、まだ他の豆もあるので確認は後です。

 

 

今回、近藤さんに生豆を用意してもらっている間、どんな経緯で台湾に行ったのかが気になっていたので、この機会に聞いてみました。

 

―「いつから台湾に行きたかったんですか?」

 

近「もともと行きたいっていうのはあったんですけど、世界大会が終わって行くことになりました」

 

―「台湾という具体的な場所に決めたのはなぜですか?」

 

近「ワーキングホリデーなどの条件がマッチしたというのはあるんですけど、一番はJCRC(日本の焙煎大会)の数ヵ月後に台湾で焙煎の大会があって、そこに出た時に、台湾に行って勉強したいという想いが芽生えましたね」

 

―「きっかけになる出会いがあったんですか?」

 

近「台湾ではリンさんという方にお世話になりました。以前から親交のあった方で、私が出た世界大会に視察に来られていました。その場でワーキングホリデーの話をして、ワーキングホリデーの期間中、リンさんの会社にお世話になることを快諾してくださいました」 

 

―「その場で決まったんですか?早いですね」

 

近「リンさんとの出会いも最初は偶然だったんです。ちょうど私が日本大会の予選を突破してファイナルに行く前、行きたかったコーヒーのお店でリンさんと初めてお会いしました」

 

 

この話を聞きながら、僕は近藤さんとの初対面でのハキハキした印象を思い出していました。

 

近藤さん自身が行動しながら、いろんな出来事や出会いを重ねる中で、想いを抱き機会に繋げて、そこからさらに進んでいく。近藤さんと初対面でお会いした時に感じた爽やかな気迫を改めて感じるエピソードでした。

 

 

今日はこの辺で。