vol.69 焙煎トライアル その1
こんにちは。
今日は焙煎トライアルの1回目ということで。
扱う豆はこちら
ブラジル、シティ
コロンビア シティ
エチオピア ミディアム
というラインナップです。
今回はお題として「最終分量を200g」ということをやっていきます。
やり方はいくつかあるのですが、今回は一回の焙煎で200gを達成したかったので、その分を加味して焙煎をするということで挑戦しました。
生豆を200g焙煎しても、水分が抜ければ当然その分の目方は減ります。
青山さん(以下:青)の助けを借りながら、今回も焙煎しております。
青:「焙煎度合いにもよりますが、結構減っていきます」
僕:「マジですか」
青:「とりあえず250gで焙煎しましょう」
ということで250gでのスタート。
操作は慣れてきたものの、分量が変わることで投入温度などに若干の変更が必要です。
青:「ちなみに参考としてこんな感じの数字がありまして…」
僕:「投入温度はけっこう変わりますね」
青:「小型の焙煎機でこの量だと、これくらいは必要になります」
しかし、全体としての大まかな推移はそれほどの差が無いことから、投入温度と、投入してから一番下がる温度(ボトム)、温度推移に気を付けておけば比較的大丈夫そうです。
しかし、やはり緊張はするものでして…。
最初はエチオピア(ミディアム)です。
豆を投入して、再点火し温度を観ながらソワソワしていました。
前回までのプロファイルを何度も観ながら、ソワソワソワソワ。
そして出してみると…。
僕:「どうでしょう?」
青:「ミディアムです、ややシナモン寄りですね」
僕:「浅めにしました」
青:「最終的な出来上がりの時間に大きな時間差は無いので、これまでのプロファイルを観ながら『落ち着いて』やれば大丈夫ですよ」
僕:「は、はい」
そして次にブラジル。
こちらは大きな問題もなく普通にできました。
そして最後にコロンビアです。
ここでストップウォッチを押し損ねて約1分後に気付いて押すという凡ミスが発生。
僕:「あ」
しかし、温度設定に大きな変更はないので、逆算しておおよその時間もある程度追えればまだリカバリーはできます。
そして、窯出し。
が、深い、色が深い。
青:「うーん、フルシティに入ってますね」
青:「ここで、ハゼでキチンと判断が出来ていれば良かったですね。2ハゼ目の優しくパチッ、パチッというくらいの時がシティの始まりです」
僕:「はい…」
青:「今回はパチパチパチと2ハゼのピークに近いタイミングで出してしまったので、若干焙煎が深くなってしまいました」
僕:「これは自分用にして、やり直します」
青:「あと冷却の際も少し焦っていましたが、慌てると事故の元です。いつも通りやれば大丈夫ですから」
僕:「はい、すいません…」
ということで、やり直しをして、今度は時間も大丈夫、音の確認も青山さんとしながら出しました。
僕:「これですか?」
青:「これです、この感じの音です」
僕:「はい」
そして窯出し。綺麗にシティになっていました。
最終的な確認をして、片づけをしてこの日は終了しました。
今回は変に緊張してしまったのは良くなかったです。
しかし、分量の違いによる諸々の差、変更点などは経験したので、次回からの流れはよりスムーズにします。
今日はこのへんで。