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vol.57 酸梅湯(さんめいたん)・ラプソディー

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「祐天寺」のお祭りの時に出てくる閻魔大王さま


こんにちは。

 

突然ですが、酸梅湯(さんめいたん)って知ってますか?

 

日本でいうところの「梅ジュース」みたいなもんですが、中国や台湾から来た清涼飲料水です。

 

そもそも、僕は中華料理が結構好きで、中でもチャーハンは子どもの頃から好んで食べていました。

 

地元である大分に「ワシントンホテル」があって、中華料理屋さんが中に入っており、そこで食事をするときは必ずこの酸梅湯を頼む、ここでしか飲めない「特別な飲み物」という印象でした。

 

ちなみに、他にも僕の中では子どものとき、特定の時にしか飲めない特別な飲み物がいくつかあって、ピザを食べる時の「ジンジャーエール」と、誕生日のときに飲む「ダイアガラナ」などがそうです。

 

さて、この酸梅湯、原料は大まかに烏梅、山査子、甘草などが使われているからなのか、味はやはり独特の癖が少しあるので苦手な人もいるかもしれません。甘いですしね。

 

でも独特の爽やかさもあって、油の多い中華料理との相性は良いです。

 

しかし、ややマイナーな飲み物なのか、食堂系の中華屋さんとかでは見かけたことがありません。探せばあるんでしょうけど、大分の「ワシントンホテル」以外だと、東京は祐天寺の「来々軒」で飲んだことがあるだけです。

 

祐天寺の来々軒は、値段はレストラン系の中華料理屋にしては、価格も手ごろ、かつ味もしつこくないので、たまにはちょっと良い中華料理を食べたいなという方にはおススメです。大きな長四角いテーブルもあるので、一人でも行けます。地元の人に愛されてるお店でもあります。

 

ついでなんで、大分の中華料理屋の思い出を少し話しますね(笑)

 

元々はその辺のラーメン屋さんのチャーハンとか家のチャーハンとか、とにかく好きだったんですけど、数あるチャーハン履歴の中でも子どもながらにインパクトがあったのは、「千恵」というお店のチャーハンです。

 

醤油色のチャーハンでそんなに特別な味というわけでもないんですけど、それまで食べたどのチャーハンよりも美味しくて、行くたびに食べてました(笑)

 

この「千恵」のご主人は同じく大分にある「長春」(ちょうしゅん)というお店で修行を積んで、自分のお店を開業したわけです。痩せ身のメガネをかけたマジメで優しそうなご主人でした。

で、「長春」の料理長から小学生の僕が「坊や、美味しいかい?」みたいな話しかけられ方をされて、話を聞いているうちに「千恵」の名前が出て、親に連れて行ってもらったというわけです。「長春」の料理長さんもメガネ(老眼鏡?)をチェーンでつないだものを首から下げており、ゆったりとした大人の余裕を感じさせるカッコいい方で、何となく洗練された雰囲気を醸し出していました。

 

とまぁ、すごいローカルな話で、なおかつ20年以上経っているのでお店が今どうなっているのかは分からないのですけれど、「たまに思い出して行きたくなるお店」、「中華料理の味の基準点」という意味で、僕の中では大きな存在であるのは間違いないです。

 

有名店とかでもコックが変わって味が変わることもあるので、味、変わってないと良いなぁーと思います。

 

今日はこの辺で。