vol.31 中炒り譚
こんにちは。
ようやく九月に入って、何となく落ち着けるようになってきました。
最近の雨のおかげで気温も下がり、何となく空気感的に秋めいてきましたね。
それもそのはず旧暦的には秋の季節なわけでして。
というわけで、前回のtortoise coffeeさんとこのブラジル(ウォッシュド)をなんとなく淹れてみると、これがドンピシャで「あ、良い感じ」ってとこにハマるんですね。
やはり自分の中で中炒りはコアなイメージだなと思うわけです。
思えば中学の3年生くらいだったでしょうか、当時通っていた個人塾のセンセが淹れてくれた一杯に触発されて、僕の中でのファーストインパクトとなったわけです。
世間的にはスターバックスが出来た頃なのでセカンドインパクトですけどね。
よくよく思い返すとその頃から自分で淹れてました、もっとも当時は市販の粉で大して気を使うこともなく淹れておったわけなんですが。飲み慣れていないからこそ、目新しさに対する感動は大きいわけです。
話を戻しましょう。
さて、中炒りってやっぱ真ん中で、浅炒りと深炒りの両方を少しずつ感じれると思います、そこが良い。
あとやっぱり飲む環境が大きくて、気候が落ち着い時期に飲むと安心します。
そしてブラジルはブレンドのベースで広く使われることも多く、個性がすんごい強いわけでもないし、価格もめちゃくちゃ高いわけでもない。さりとて存在感がないわけでないという「いぶし銀」ぶり。
ゆえにブレンドのベースになりやすい縁の下の力持ち、それだけ普遍的で「コーヒーってこういうイメージだよね」という部分にヒットしやすいんではないでしょうか、実に素晴らしい。
といってもtoroiseさんとこのブラジル豆、サイズも大きくて焙煎した感じも綺麗なんですよね、良い仕事しててホント素敵過ぎです。
長野は上田近辺にお立ち寄りの際は是非行ってみてください。