vol.29コピ・ルアク
こんにちは。
(ジャコウネコさんがコーヒーの実を食べる様子、猫というか狸っぽい)
コピ・ルアクというものがありましてですね。
インドネシアでは採れたコーヒーの実をジャコウネコに食べさせて、おなかの中で発酵、その後排泄されたものを採取して加工してコーヒー豆にするという、まぁ平たく言うとう○ちコーヒー(笑)なわけですが、インドネシアのスマトラコーヒーの特徴として僕が感じたことは、ちょっと豆っぽいというか、納豆っぽいというか、独特の風味があって面白いんです。
その中でもこのコピ・ルアクというのは以上の手間がかかってるわけで、珍品というかそれなりに希少価値が高いとされてます。
で、当然特産品として土産物屋で売られているわけでして、付加価値が非常に高い≒お値段も高い
そんなものをお土産物としていただきまして、高い高いとは知っていたのですが、価格を聞いて予想の上をいっていたことに驚愕。
現在、国内で買える一般的なカップオブエクセレンスを受賞した豆、例えばゲイシャ種なんかですと100g2000円~3000円くらい?だったと思います。
それよりは高かったです(笑)
まぁ買った場所が空港のお土産物屋さんコーナーみたいなとこだったらしいので、そういうものなのかな―とも思います。しかもピーベリー。
ピーベリーとは、本来なら一つの実に二つの種が取れるものがコーヒーの実なのですが、片方の実が成熟して一つの種のみが大きくなるというもので、全体の10%くらいしかできないこれまた貴重なもの。味は違うという人もいますが、個人的にはピーベリーだから大きく変わるかというよりは、ちょっと違う、という具合です。
さてコピル・アク、さすがスマトラコーヒーの特徴があります。
以前も飲んだことはあってネルドリップで淹れてもらったゆえか、もっと豆豆しい印象が強かったのですが、今回はペーパーでやや粗めに挽いてみました。そのせいか味の印象はちょっと紅茶っぽいというかフルーティなコーヒーらしからぬ印象がありました。この印象は使ったドリッパーとそれに伴う淹れ方のせい(お湯が落ちるのが早い)もあるとは思いますが、近年の酸味をうまく活かしたコーヒーにも共通する部分です。やっぱりそれだけ特徴的な味って目立つんですかね。
久しぶりに珍しさ満載のコーヒーを飲みました。
以下余談。
「価格」という点でパッと思い出したのが、究極の逸品路線を突き詰めた人で、コーヒーハンターの川島良彰さんは有名です。銀座などで「ミカフェート」を経営し、東京大学のコーヒー研究会にも所属する方です。
この方のコーヒーはですね、シャンパンボトルにコーヒー豆が詰められていてですね、それも川島さんなりの適した保存の一つらしいです。
で、サイトで値段を観たら、100gが約1万円くらいでした、PCの前でブリッジしそうになりました。いつかミカフェート行って飲んでみたいもんです。
さすが世界のコーヒーハンター…。
「レアなコーヒー豆をGETだぜ!ブルボン種、君に決めた!」
「みんなもコーヒー、GETじゃぞ?」
オーキド博士まで出てきたんで今日はこの辺で。