トリしらべぇ。

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vol.3 ケニア深炒り(イエゴ農協)についての感想

 今回はせっかくのスペシャルティ(単一農園)ですので、ケニア深炒り(イエゴ農協)についての感想。

 中挽きを使用し、ハリオで飲みやすく淹れました。先ず、深炒りということで、全体的にビターな味ですが、その中でも酸味がキラリと光り、それに少々のコクを感じます、このコクが鼻に抜けるときに余韻を残してくれますね。深炒りの中でも比較的ライトな感覚で飲めるのではないでしょうか。なんとなくケニアと聞くと、ふわっと軽い赤土のイメージがあるのですが、そんな雰囲気です。この酸味はシアトル系ローストのコーヒーでも合いそうです。また、コーヒーの面白いところは、淹れた後、温度が下がることで味に変化が感じられることです。これは単に人間の知覚の問題もあるのですが、ドリップする際の温度も影響するようです。私にはそこまで細かい部分は分かりません。というわけで少し温度が下がるとケニアも旨味がより前面に出てきました。今まで気にせず飲んでいたので、これはちょっとびっくり。味もどういう部分にフォーカスするかで感じ方も変わるんだな~不思議。

 一般的に酸味というと舌に当たる嫌ーなものを連想しがちですが、コーヒーにおいては、鮮度良好なものの酸味はむしろその香味とともに魅力の一端を担っています。

ちなみにコーヒーの味を表現する場合その道のプロでは表現方法にいくつかの指標があります。sweet like chocolateとかfruity like ~(果物の名前)とかがそうなんですが、これは主にカッピングする際の表現方法です。比較的イメージしやすいものから表現することで共通の目印にしているわけですね。次回以降はその点も目安として記しておこうと思います。ちなみに私はカッピングの資格的なものは持っておりません。当ブログではあくまで個人的な感想ですので、その点ご容赦ください。